エマ

漫画データ
「何があっても僕があなたを守りますから」
エマ (5)
「エマ」

原作・画:森薫/連載期間:2002年〜2006年
掲載誌:コミックビーム / 単行本巻数:全7巻+番外編2巻(番外編は連載中)
ジャンル:恋愛・歴史


 (ストーリー)4 (絵)4 (キャラクター)4 (テーマ性)4 (関連・影響)4
 アニメあり、小説あり
 個人的おすすめ度  ★★★★

あらすじ・概要
階級社会が色濃く残る19世紀終わりのロンドン。主人公「エマ」老婦人ケリーに使用人として働いていた。そんなある日、ケリーの元教え子で上流階級の商家の長男である「ウィリアム」は「エマ」に出会い恋に落ちる。「ウィリアム」の必死のアプローチからやがて「エマ」も「ウィリアム」を気になり始めるが…上流階級と無産階級の恋を描いたラブストーリー。2005年、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。また、エマのストーリー自体は7巻で終了しているが、エマの周辺キャラを描いた番外編が2巻(現在も連載中)と13歳のメイドを主人公にした「シャーリー」も発刊されている。

感想
( ´ー`) メイド万歳!

メイド喫茶なども全国に普及してメイドが一般的になりつつある昨今ではあるが…
メイド服を着せれば売れるとか話題になるからという理由でメイドキャラが氾濫し、メイドの価値そのものが低下しているように思える。そんななかで圧倒的な存在感を持つメイドの姿を書き上げたのが本作品。
コミック巻末に書かれているように作者のメイドへのこだわりが半端じゃない
メイド服やメイドが持つハンカチなどの小物類、メイドの仕草・仕事風景は当然のこと、19世紀終わりビクトリア朝のイギリスの町並み、建物やその雰囲気、貴族の生活、その所持品などメイドを取り巻く世界そのものが細部にわたって書き込まれている。そのため、お遊びのメイドではなく本格派のメイドの姿を浮き彫りにし、物語を楽しむことができる。

また、メイドばかりに目がいきがちではあるが、「上級階級と無産階級の恋」いわゆる「叶わぬ恋」を描いた実に王道のラブストーリー。「叶わぬ恋」故に離れようとするが、それが逆に深い愛情へと突き進んでいく様は読む者を虜にするし、それが爆発したときには一種の快楽を得られる。特に5巻や7巻などの2人が抱き合うシーンなどは情熱的な名シーンだと思う。

ともあれ、メイドが好きな人のみならず、純愛ものが好きという方にもおすすめできる作品なので機会があれば是非読んでみてはと思います。
しかし、この作者…本編が終わってるというのに番外編を出し続けているところをみるとよっぽどこの世界観にどっぷり浸かっている様子。そろそろ違う作品を出してもらいたいと思う今日この頃。(歴史物を書いてくれないかな…)



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