レベルE
漫画データ
「あいつの場合に限って、常に最悪のケースを想定しろ。奴は必ずその少し斜め上を行く」
「レベルE」
原作・画:冨樫義博/掲載期間:1995年〜1997年/掲載誌:週刊少年ジャンプ
単行本巻数:3巻/ジャンル:SF・コメディ
(ストーリー)5 (絵)4 (キャラクター)4 (テーマ性)4 (関連・影響)2
個人的おすすめ度 ★★★★
あらすじ・概要
ひょんなことで地球にやってきたドグラ星の王子。いたずら好きなのか…その王子の人騒がせなその性格によって周りにいる人たちを次々に巻き込んで迷惑かけまくっていく。数話で1つの話といったオムニバス形式で進んでいく作品。「幽遊白書」「HUNTER×HUNTER」の作者として有名な氏だが、今作が最高傑作と呼ぶ声も多い。
感想
( ´▽`) アイデアの玉手箱や〜
冨樫義博…その名前を聞いて、急病になりやすい漫画家、もしくはひどく未完成の絵で掲載される漫画家といった印象を残される方も多いでしょう。私が思うに…この富樫という漫画家、とても「飽きやすい」漫画家ではないかと感じます。
次々と新しいものを発想していきたいので新しいものを考え付いたら現状のものを破棄してしまいたくなるそんな性格ではないのかなと思います(めちゃ推測ですが…)。
そして、その「飽きやすい」という性格にぴったりあてはまったのがこの「レベルE」という作品だと思うのです。
なんといってもジャンプで月1連載という異例の形をとった作品でもあり、尚且つオムニバスという形式が存分に持ち味を発揮したのではないかと思います。
私もこれを読んだ時
(;゜∀゜) { うーん
とうなってしまいました。なにが?というとその内容の濃さにです。
次から次へと登場する個性的な宇宙人(MIB風)、王子の巻き起こすいたずらがとても面白く、
まるで作者のアイデアが存分につまった玉手箱のような作品。(現在連載中の「HUNTER×HUNTER」にもこの作品のアイデアの一端が用いられていたりします)しかも終始に渡って、緻密に考えられた設定、ストーリーで続けようと思えばいくらでも続けられる話なのに、あっさりと意外なオチをつけて終わらせる。ここがなんとも読者としても意表をつかれますし、もったいないなぁと思いながらも、後にひかない結果をもたらしてくれました。
ただ注意しなければならない点は、「幽遊白書」や「HUNTER×HUNTER」に慣れ親しんだ冨樫の格闘漫画好きの方には違和感を感じるという点。また文字が多いところがあるので根気のない方はつらくなるかもしれません…
しかしながら、私はこの作品が最も冨樫らしさを感じますし、最高傑作との呼び声が高いのもうなずけてしまうほどのクオリティの高さを誇ります。大人なあなたに是非おすすめしたい作品です(何)。

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