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ミノタウロスの皿

漫画データ
ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

原作・画:藤子・F・不二雄/掲載期間:1969年ほか/掲載誌:小学館ビックコミックほか
単行本巻数:1巻(完結)/ジャンル:SF


 (ストーリー)4 (絵)4 (キャラクター)3 (テーマ性)5 (関連・影響)3
 総合おすすめ度  ★★★★

あらすじ・概要
宇宙船事故により緊急着陸した星で、主人公はある女性(ミノア)に出会う。その星では牛に良く似た生物が星を支配し、人はその牛の家畜として扱われている。そして、ミノアは祭典の日にその牛たちに食べられてしまうということを聞いた主人公は、ミノアを助け出そうとするのだが…。

感想
( ´∀`) 絶品の短編集!

藤子F不二雄というと「ドラえもん」「キテレツ大百科」といった児童漫画を中心に人気を博した漫画家。しかし、この作品に流れるディテールはそれらとはまた違ったものである。そこがまさに「異色作品集」たる所以。
 
何が違うかというと若干の風刺を入れているものの、ある程度のハッピーエンドで終了する他の作品に比べて、 ハッピーエンドではないそこはかとなくブラックな雰囲気を醸し出している点。痛烈な人間に対して、また社会に対しての風刺がなされている。(漫画版「世にも奇妙な物語」といった感じ)

例えば本作のタイトルにもなっている
「ミノタウロスの皿」は人間と牛(食べるものと食べられるもの)が逆さまになったらという設定。またこの他に収録されている短編にも、今となってはさらにリアル感の増す高齢化社会に対して痛烈な風刺をしている「定年退食」。さらには「オバケのQ太郎」の続編までブラックにしあげてしまっている。まさに大人の藤子不二雄作品であるといえる

かといって
(;´Д`) ずーん
といった感じになるかというとそうでもない。
あのきちりとしたコマ割とデフォルメされた絵、さらりと話を終わらせてしまうなどの効果で言いたいことをいって、いやな感じを読後に与えさせないところはさすがは日本を代表する漫画家といったところ。また一味違った藤子F不二雄の世界を垣間見れるそんな作品です。

また、この短編集以外にも以下も発刊されていますので、是非読んでみてください。
気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)箱舟はいっぱい (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)


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コメント

父親がこれらの短編を家に置いていたことに
人生が少し狂わされた気がします(笑)

「流血鬼」「ある日・・・」「ノスタル爺」「カンビュセスの籤」
あたりがインパクト強かったです。

ミーナさんへ

これを小さい時に読んだらブルーになりますわな…
ドラえもんなんかも最初の方は毒がきいてなかなかガツンときますよ

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  • Author:(#´З`) さとす
  • 家に漫画が約1万冊あるだめな人
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