さとすのレビュー白書 

おすすめアニメ・おすすめ漫画を評価別に紹介します

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タブーに挑戦?『聖☆おにいさん』のレビュー(感想) 

 
 

『なんだかんだで世紀末もちゃんと働いちゃったしね』

 聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)

『 聖☆おにいさん 』

原作・画

中村 光

掲載誌

モーニング2(講談社)

単行本巻数

2巻<連載中>

(参考)

荒川アンダー ザ ブリッジ

も連載中

 

 

 

 

 

感想

   yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 発想力とギャグセンスが秀逸

「夏はお盆休みを取り、年末年始はクリスマスに初詣…

そんな国で生まれるべくして生まれた、それがこの「聖☆おにいさん」という作品だ。

なんと恐れ多くもブッダとイエスが天界から東京立川の安アパートで同居しながらバカンスを楽しむという設定で、その日常をギャグマンガとして描いてしまったのだ。

 

浪費家で観光外国人ノリのイエス様

ジョニーデップに似ていると女子高生に言われて浮かれる…

mixiにひんぱんに足跡を残すハンドルネーム「ゆだ」におびえたり…

一方、ブッダ様は倹約家の顔を覗かせながら

漫画の神様「手塚治虫」先生の描いた「ブッタ」に感銘して全巻揃えてしまったり

時には徳の高いことを言ってしまい後光が差してしまったり…

などなど設定の発想力もさることながら

敷居が高くなりがちな聖人2人をどこにでもいそうなキャラクターに仕立てたこと

また、彼らの逸話や伝説をセンスの良い笑いにしてしまったことも本作の魅力といえよう。加えて、俗っぽいが聖人としてのスタンスを保ちながら生活する点やイエス、ブッダとも均等に扱おうとする姿勢も個人的に筆者の気遣いが感じられ好感が持てる。

 

当然、題材が題材だけに冒涜だと受け取る方イエスやブッダのエピソード絡みのギャグが展開されるのでわからない方は本当にその笑いがわからないなど万人におすすめできるわけではない。とはいえ単に仏教系の学校、キリスト教系の学校に通ってなんとなく知識があるという方や一風変わったギャグマンガが読みたいと考える方にはおすすめできる作品である。

 

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

期待度

演出

その他

※ストーリーは笑えるかどうかという観点とテンポの良さでつけた

※期待度…3巻以降の期待度、1巻を超えるインパクトがあるかどうかやや疑問

 

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( 2009/01/18 00:51 ) Category 〔連載中〕 | TB(0) | CM(0)

小学生の何気ない仕草にドギマギ!?『今日の5の2』のレビュー(感想) 

『がんばっていい男になりなさいよ!』

 今日の5の2 春(初回限定版) [DVD]

『 今日の5の2 』(2008 13)

原作

桜場コハル

監督

長澤剛

シリーズ構成

鴻野貴光

キャラクターデザイン

近岡直

音楽

羽岡佳

アニメーション制作

XEBEC

 

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 面白さの幅を広げた作品


「小学生の何気ない仕草や行動にドギマギ」したことがありませんか?


そんなコンセプトで描かれているのは「みなみけ」の桜場コハルのデビュー作「今日の5の2」。食べることと遊ぶことには興味津々だが、恋愛事や色事については鈍い主人公「佐藤リョータ」と5年2組のクラスメイトが織りなすちょっとエッチな日常を描いたものだ。


すでに原作を忠実に映像化したOVA2006年作られている。
「今更なぜTVアニメ化?」と思われる方も多いかもしれない。だが心配はご無用。


台風で学校が休みになるか否かのソワソワ感、牛乳の早飲み、給食でのプリンの奪い合い駄菓子屋で買った水玉風船遊び、異常なテンションでのぞむ夏祭り
 
極めつけはED曲で「Secret Base」を起用するなど

数え上げればキリがないが
小学校時代を喚起させられる誰でも「なつかしい」と感じられる要素が強調され、より今日の5の2の魅力が引き出されている。原作ファンにはオリジナルストーリーもふんだんに盛り込まれているのもうれしい。

そもそも小学生のエッチシーンが出てくるので抵抗がある人にはきつい内容ではある、なんだかなつかしい気分に浸りたいと思われる方には十分に楽しめる作品に仕上がっている。


 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B‐

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…「ユビキリ」を盛り上げるために各所に2人のエピソードが織り込まれているのは良い
※映像…キャラが誰だかわからないときがあった ※その他…内容が内容だけに人にはおすすめできない

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パンツまる見えの衝撃『ストライクウィッチーズ』のレビュー(感想) 

失うのは今でも恐ろしいわ。それなら、失わない努力をすべきなの

 ストライクウィッチーズ 限定版 第1巻 [DVD]

『 ストライクウィッチーズ 』
           
(2008 12)

原作

島田フミカネ & Projekt kagonish

監督

高村和宏

シリーズ構成

ストライカーユニット

キャラクターデザイン

高村和宏

音楽

長岡成貢

アニメーション制作

GONZO

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 外見とは裏腹。意外にしっかりとした作品。


「アニメでチラチラ映ってうれしいものなーんだ?」

答えは簡単()「パンツ」である。

しかしながらこの「ストライクウィッチーズ」。「パンチラ」なんて言葉は生ぬるい。登場人物が「パンツまる見え」なのである。上官が真面目な顔で主人公たちを説教、でもパンツ丸出し…まさに視覚的違和感とはこのことかと思いしらされるそんな作品なのだ。

そして、それとは裏腹にもうひとつの意外性もある。ストーリー自体、非常にまじめに作られているのだ。 ざっくり説明すると、地球外生命体ネウロイによって欧州全土が支配されてしまった世界を舞台に、ネウロイに対抗するため結成された11名の魔女たちからなる
STRIKE WITCHES」の活躍を描いたものである。
11
名のキャラクターは各々の得意魔法をを披露。そこにストライクユニットしかり第2次世界大戦で活躍した空母などメカ要素も加わりなんとも不思議な世界観を醸し出す。ストーリーも「主人公の戦うための動機付け」「ネウロイとの息詰まる戦闘」「友情またパンツ丸見え設定自体をネタにしてしまう」などシリアスあり、笑いありとバランスがとれている

パンツ丸出しを露骨に演出するカメラアングルにしても、妙に細部まで作りこまれたミリタリー部分にしても妙なこだわりが随所に感じられる本作。
パンチラで満足できない方は一度見てみてはいかがかと。


 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

※キャラクター…個性的なキャラが多く登場するがいまいち掘り下げがたりない(1クールのためか?)
※演出…音、カメラアングルなどなどこだわりが随所に感じられる 
※その他…内容が内容だけに人にはおすすめできない

 

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古いと思うことなかれ『ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~』のレビュー(感想) 

僕はそれでも僕は盾になりたい。みんなを守るただ一枚の頑丈な盾に

 ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~第1の宮 [DVD]

『ドルアーガの塔the Aegis of URUK
            (200812)

原作

ナムコ「ドルアーガの塔」

監督

千明孝一

シリーズ構成

賀東招二

キャラクターデザイン

白亜右月(原案)

音楽

崎元仁

アニメーション制作

GONZO

 

あらすじ

邪神ドルアーガとの死闘が繰り広げられたギルとカイの物語から80年後の世界。塔はいまだに残りモンスターたちの巣窟となっていた。塔内のモンスターの力が弱体化するという時期、多くの登頂者が塔内都市メスキアに集まっていた。持つ者の願いを叶えるという「ブルークリスタルロッド」を求める者…復活したとされる「ドルアーガ」討伐に向かう者…主人公「ジル」もそんな登頂者のひとりだった。

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif シリアス、ギャグのバランスが抜群

原作は約20年前のアーケードゲーム、ファミコンで一世を風靡したゲーム。今更そんな古い作品をアニメ化してどうなるものかと思っている矢先度肝を抜かれる仕掛けが待っていた。地上波で放映された第1話があまりにも意味不明なのだ。
同時に動画サイト「Gyao」でも第1話が放映されており、それこそ本編を描いた本当の第1話というオチ。見事に意表をついた演出をかましてくれた。

そして、その意表をつく作りは作中のギャグ回でも見事発揮される
今や懐かしいドット画でキャラクターを描いてみたり、旧ドルアーガの塔を登場させたり、シリアスキャラに変な踊りを踊らせるなどなど遊び心が満載。それがまた面白い。古い作品であることを逆手にとったギャグはファミコン世代には思わずニヤリとさせられてしまう。

と、ギャグ回や奇抜さだけを強調した書き方となってしまっているが、「弱々しい主人公の成長」「剣、魔法バトル」もしっかりと描かれ、冒険ファンタジーとして安心して楽しめる本作。まるでゲーム機のリセットボタンを突然押されたような最終回を見せられては2クール目(20091月放映)も見逃すわけにいかなくなること請け合いである。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…ギャグ回とシリアス回のバランスが絶妙
※キャラクター…主人公がモンスターの攻撃を防ぐ「ガーディアン」という設定やユニークな攻撃方法も魅力
※演出…第1話は話題作りとはいえ戸惑うこと必至 ※キャラクター…カーヤがかわいい

 

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関連作品・参考

 

 Gyaoで現在(2009年1月)2期が無料放映中
http://www.gyao.jp/anime/

ホロにめろめろ『狼と香辛料』のレビュー(感想) 

『 わっちは賢狼ホロ。誇り高きオオカミよ 』

 狼と香辛料1<限定パック>(初回限定生産) [DVD]

『 狼と香辛料 』(2008 13)

原作

支倉凍砂

監督

高橋丈夫

脚本

荒川稔久

キャラクターデザイン

黒川和也

音楽

吉野裕司

アニメーション制作

IMAGIN

 

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif ホロにホロホロ

貨幣経済が浸透した中世ヨーロッパのような世界、行商人ロレンスは収穫祭に沸く村を発つ道すがら狼の耳と尻尾を持つ自称神の美しい少女に出会う。巧みな話術を持つ彼女に絆されたロレンスは彼女の「北の故郷に帰りたい」という願いを聞きいれ共に旅をすることになるのだが…

電撃小説大賞銀賞を受賞した支倉凍砂のライトノベルを世界観・設定をそのままにアニメ化したものがこの「狼と香辛料」だ。変わった題名もさることながら内容もやや異色主人公が商人、そして経済活動(商取引)をメインに話が展開される。随所で繰り広げられる商売上の駆け引きはドキドキワクワク()。また内容もそれほど難しくないのも魅力的だ。


とあれこれと書いているがそんなことは建前。
実は「ホロが可愛いから」という理由で毎週欠かさず見ていたことを白状しなければなるまい(汗)。とにかくホロが魅力的に描かれているのだ。「わっち」「~ありんす」といった独特の言葉遣いもさることながら、ずる賢いかと思えば素直になったり、強い面をみせると思えば弱い面をみせたりと、ロレンスのみならずも見ている側も振り回される振り回される。男心をくすぐること請け合いである。

同時に互いの立ち位置を理解したロレンスとの掛け合いも非常に良い
ホロがロレンスをからかう、一方ロレンスはホロにからかわれたことを逆手にからかえし返す。このやり取りが本当にテンポが良いものに仕上がっている。良質な夫婦漫才を見ている感覚を受ける。

ともかくホロを可愛いと思えるか否かで作品の良し悪しが大きく左右されるといえる本作だが、
すでに2期も決定している。個人的には今後ホロとロレンスの関係に進展があるのか?気にしつつ待つ今日この頃である。

(
)毛皮を高く売ろうと交渉する話(3話)は必見

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…世界観と商人という設定が良い ※キャラクター…ホロにはじまりホロに終わる
※音楽…OP曲は秀逸

 

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関連作品・参考

 

 ブルーレイ版が出た(泣)

狼と香辛料 Blu-rayDiscBOX【期間限定生産】 [Blu-ray]狼と香辛料 Blu-rayDiscBOX【期間限定生産】 [Blu-ray]
福山 潤, 小清水亜美, 名塚佳織, 中原麻衣, 高橋丈夫


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


↓2期が決定
http://www.spicy-wolf.com/top.html

 

じわりと面白さが増す『屍姫赫』のレビュー(感想) 

人はわたしを畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑をこめて「屍姫」と呼ぶ

 屍姫 赫 第一巻【初回限定版】 [DVD]

『 屍姫 (2008 13)

原作

赤人義一

監督

むらた雅彦

ストーリー・脚本

會川昇

キャラクターデザイン

久保田誓・貞方希久子

音楽

住友紀人

アニメーション制作

GAINAXfeel

 

感想

yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif中盤から急激な追い上げをみせる隠れた良作


蒼弓のファフナーなどの主題歌を担当したangelaクールなOPでいやがうえでも期待感を高めてくれる「屍姫赫」は「月刊少年ガンガン」で連載中の漫画が原作。

内容は、強い未練によって死してなお動き人を襲う死体(屍)を狩るために生み出された屍の少女(屍姫)。彼女たちは光言宗の僧侶と契約を結ぶことではじめて存在が許される。そんな屍姫のひとり「マキナ」とマキナの契約僧「景世」、そして一般人ながら事件に巻き込まれることになる「オーリ」たちと屍との壮絶な戦いを描くとホラーアクションものだ。また、
前篇を「赫」後篇を「玄」とする2部構成をとっており、本作「屍姫赫」は原作1巻から4巻までをオリジナル要素を加えながら再構築したもの。原作を読んだ方でも楽しめる作りなのも魅力である。

 
そして本作、見どころは様々ある。屍姫と屍の息詰まるアクションシーン、マキナの景世にみせる表情などもそのひとつといえるが、最大の見どころは「オーリ視点で物語がつづられていくこと」点であろう。原作を読んだことのない方にとっては正直ピンとこない()かもしれないが、屍姫について何の知識もないオーリ視点(つまり視聴者と同じ視点)で物語が語られていく。それ故に屍姫がどんな存在なのかが浮き彫りにされてくればくるほど面白さが増してくるのだ。特に中盤以降、屍姫と契約僧の絆をクローズアップさせた屍姫「ミナイ」とその契約僧「伊佐木」のエピソードは秀逸。また新たに登場する屍姫や七星と呼ばれる敵も魅力的で、2部にどう絡めてくるのか期待を持たせてくれるのはうれしい。


ともあれ、グロテスクな表現を緩和するために屍の造形をまるで怪獣のようにしてしまった点ヒロイン、主人公の演じる声優が素人同然である(温かく見守りましょう)など負の話題が上った作品ではあるが、見続ければ見続けただけその甲斐のある作品になっているのも亦事実だろう。

※原作ではマキナ視点で描かれていたため屍姫の存在理由などが第1話で語られていた。

 

 

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…序盤はもうひとつ。ただのヒーローものといった印象 
※演出…やや画面が暗い、声優の成長に期待 ※音楽…OP曲がかっこいい
 

 

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関連作品・参考

 

現在下記リンク先にて「屍姫」「屍姫玄」が無料視聴可能
http://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0015112/
http://broadband.biglobe.ne.jp/program/index_shikabanehime.html

 

 

 

将棋という名の格闘マンガ『ハチワンダイバー』のレビュー(感想) 

 ハチワンダイバー 感想 レビュー

『俺たち真剣師の人生は、もれなくドブの中だ

 ハチワンダイバー 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)

『 ハチワンダイバー 』

原作・画
将棋監修

柴田ヨクサル
鈴木大介(八段)

掲載誌

週刊ヤングジャンプ(集英社)

単行本巻数(連載年)

9巻 <連載中>

その他の作品

「エアマスター」

 

 

 

9巻まで読破

 

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 将棋という名の格闘マンガ

プロ棋士となる夢を挫折し、賭け将棋で日銭を稼ぐ菅田健太郎。賭け将棋で勝ち過ぎたため対局を避けられるようになっていったある日女真剣師「アキバの受け師」と出会い手も足も出せずに完敗する。その悔しさから再び将棋への情熱を取り戻す菅田。そこで気持ちを新たに部屋の掃除を業者に依頼したのだが、そこに現れたのはメイド。しかも「アキバの受け師」だった。

一昔前は「将棋マンガ」というと能條純一の「月下の棋士」と相場は決まっていたが、それに取って替わろうとするほど勢いのあるのがこの「ハチワンダイバー」だ。
真剣師の世界を舞台に主人公が金を賭け、ときには命さえも賭けの対象にしながら数々の強者と対局を描く本作。
細く繊細な線とは真逆を突き進む太い線。
通常では考えにくい大きなコマの多様。
やたらにでかいネームと…

とにかく絵的な「迫力」「勢い」が半端じゃない。まるで格闘マンガを読んでいるような感覚に陥りどんどん読み進められるのだ。

また、将棋棋士を目指していたという作者。将棋の棋譜も鈴木八段監修のもとおおざっぱに見えるようで緻密に描かれているのもこだわりが感じられてうれしい。

威圧感さえ覚えるメイドが可愛いいと押し切り本当に可愛くみえてしまうほど勢いのある本作。プロ棋士をも上回る集団「鬼将会」との本格的な戦いがはじまり「カイジ」的展開をみせる現在。さらなるハイテンション展開が待っているかと思うとワクワクせずにはいられない。
 

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

期待度

演出

その他

画…くせがある。万人向けしない。 
キャラクター…くせのあるキャラクターばかり。マムシが普通にみえてしまうほど

その他…将棋を知らなくても読める 

 

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狂乱のドタバタ劇をあなたに『狂乱家族日記』のレビュー(感想) 

子供に銃を向ける親がどこにいるか!

 狂乱家族日記 壱かんめ [DVD]

『 狂乱家族日記 』(200826)

原作

日日日

監督

黒田やすひろ

シリーズ構成

池田眞由美

キャラクターデザイン

古賀誠

音楽

菊谷知樹

アニメーション制作

ノーマッド

※原作未読

あらすじ・概要


1000
年前に現れた破壊の化身「閻禍」(えんか)は、「1000年後に自分の<<子供>>が世界に絶望をもたらす」という不吉な言葉を残し滅びていった。それから1000年後、DNA鑑定の結果「閻禍の子供」の可能性のある人間・生物が複数発見された。そのどれが「閻禍の子供」であるかを確かめるため、ある作戦が決行される。それは、「閻禍の子供」の可能性のある者を家族として共同生活させるという「なごやか家族作戦」。対策局対策一課行動部隊長である乱崎凰火は、この作戦に「父親」として強制参加させられるのだが。(wikiより抜粋)

感想

 yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif超高速ドタバタ家族コメディ

狂乱家族日記は「自らを神様と名乗る女」「殺人ロボット」「ライオン」「クラゲ」「ニューハーフ」「虐待を受けていた少女」と疑似家族を構成することになった男の苦労と家族の愛、家族それぞれの成長を描いた同名ライトノベルをアニメ化したコメディである。

家族やその他に登場するキャラクターの珍妙なことこの上なしという作品ではあるが

本作の最も特筆すべき特徴はその超高速のストーリー展開とセリフ回し。これにつきる。


事件が発生したと思えば“サクッ”と解決。喋り出したかと思えば早口。しかもすごいセリフ量。キャラが一斉に喋り出して訳わからないなんてものある。

とにかく癒し系とは真逆のまくしたてられる快感が味わえてしまうのだ。


一方で、テーマも忘れていない。家族愛でコンプレックスを克服していく姿や後半は恋愛模様も加わっていき、割と感情に訴えてくるシーンも多いのも魅力。
家族が危険にさらされているときにすら、狂乱出来ない者が人間なものか!」
など時折入るくさいセリフ。最終回の強欲王の話もなんだが年のせいかしんみりさせられた。


と、いい意味でも悪い意味でもドタバタしすぎる本作。のんびり系にうんざり、ドタバタ中のドタバタを堪能したい方は見ても損はしないはずである。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B-

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…超展開で話がついていけないことも、良い話もある、パロディも結構ある 
※キャラクター…珍妙 ※演出…ドタバタ感満載 音楽…OP曲は超高速電波ソング その他…完全に人を選ぶ

 

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表現の自由をうまく表現できるか!?『図書館戦争』のレビュー(感想) 

 

検閲が社会からなくなれば、素晴らしいと思わないかい?

 図書館戦争 【初回限定生産版】 第五巻 [DVD]

『 図書館戦争 』(200812)

原作

有川浩

監督

浜名孝行

シリーズ構成

古怒田健志

キャラクターデザイン

中村悟

音楽

菅野祐悟

アニメーション制作

Production I.G

※原作未読

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 奇抜な設定下のラブコメ


図書館戦争は「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるため」の検閲が認められ、そのためには武力行使さえ許される2019年の日本。検閲から本を守るための組織「図書隊」と検閲を強行する「良化特務機関」との表現の自由をめぐる攻防のなか、女性でありながら「図書特殊部隊」に配属された主人公。その恋愛と成長を描くSFラブコメ。原作は2008
星雲賞日本長編作品部門を受賞し、シリーズ累計120万部を突破した人気小説である。

テーマに「表現の自由」を置いていることもあり、やや堅苦しいイメージを醸し出す本作だが、さすがは「連ドラのようなアニメ」をコンセプトに設立した深夜アニメ枠“ノイタミナ“の放送。基本的には熱血バカの乙女の奮闘と恋愛を中心に描かれているので難しさは全く感じない。やや奇抜な設定下でのラブコメという視点で見れば誰でもわかりやすく物語を楽しむことができるのだ。

しかしながら一方で、テーマがテーマだけにわかりやすさを追求した代償もある。
それは表現の自由、検閲などの重要要素をラブを盛り上げるための舞台装置にしてしまった点。加えて、どのような経緯でこのような世界になったのか?、メディア良化委員会の信念は?といった世界の描写不足なども挙げられる。
互いの組織が信念をぶつけあって「表現の自由」をえぐりだすといった濃い内容を期待する方にとってはやや不満が残る内容になっているのも確かである。


また、アニメ制作は「ProductionI.G」が担当していることもあり、クオリティの高い映像も魅力。 と、前述の通り視聴者が何を求めるかで大きく評価が分かれそうではあるが、女性視聴者を意識したノイタミナ枠ということを考えると一定納得できる出来映えであると言えよう。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B-

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…世界観の説明不足、社会派を期待すると火傷する※キャラクター…主人公の性格は賛否がわかれる
※演出…戦争シーンの臨場感がもうひとつ その他…ある程度万人受けする、個人的熱中度は低め

 

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一騎当千の再来か!?『セキレイ』のレビュー(感想) 

『 私、皆人さんが好きです。皆人さんはそれだけで特別なんです

 セキレイ 壱 【通常版】 [DVD]

『 セキレイ 』(200812)

原作

極楽院

監督

草川啓造

シリーズ構成

吉岡たかを

キャラクターデザイン

友岡新平

音楽

佐野弘明

アニメーション制作

セブン・アークス

※原作既読

あらすじ


2020
年、新東帝都に聳え立つ超巨大企業MBIのビル頂上で1人の男が高らかに「鶺鴒(せきれい)計画」の発動を宣言した。放たれた108羽の「セキレイ」と呼ばれる戦士は、葦牙(あしかび)と共に最後の生き残りを掛けて闘い合うのだという。主人公・佐橋皆人は2浪決定の日、セキレイの1人・結と出会う。この出会いが、平凡でさえない男・皆人の運命を大きく変えていくことになる。

感想

yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif一騎当千っぽさ全開だが意外にも楽しめる

まるでサクラ大戦を彷彿とさせるOP曲で皮切られる「セキレイ」はガンガンYGの創刊号から掲載されている同名マンガをアニメ化した美少女恋愛浪漫活劇である。

中身は色々な作品の設定をとってつけたような感じで独自性はない。
しかし、しっかりツボを押さえた作品であるともいえる。


まず設定。
108
羽のセキレイを羽化させて陣営に取り込み、他の葦牙(あしかび)より優位にたって戦いを進めていくというようなシュミレーションゲーム的要素を含んでいる。加えてセキレイは“近接格闘系が得意なもの“”水を自由に扱うことができる“などそれぞれが特殊な能力を兼ね備えている。「シュミレーションゲーム要素+能力系バトル」なんともワクワクさせられる設定が繰り広げられるのだ。

また、監督は草川哲造、制作会社もセブンワークスが担当している。
わかる方にはピンとくるかとは思うが”リリカルなのはシリーズ”を作ったメンバー。やや過剰すぎるお約束はあるが、本作も萌えと燃えの融合と言わんばかりに、意外にも白熱したバトルシーンが楽しめるのもひとつの魅力だろう。


ともかく、シュミレーション要素を含んだ世界観や数いるキャラクター(+一騎当千を彷彿とさせるお色気シーン)を堪能できる作品ではあるが、仲間を集めるだけ集めて、次に持ち越しといった印象がどうしても拭えない。これを投げっぱなしととらえる視聴者も多いだろうとは思う。また、お色気シーンが多分に含まれるので受け入れられない人は受け入れられないことも付け加えておく。


 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…投げっぱなしになっているのが気になる
※キャラクター…いろいろなタイプのキャラクターが勢ぞろい
※演出…お色気満載演出。戦闘シーンは意外にしっかりしている その他…お色気シーンが多いので人を選ぶ

 

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中毒性を帯びた最凶不条理アニメ『撲殺天使ドクロちゃん』のレビュー(感想) 

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪

撲殺天使ドクロちゃん2(セカンド) 第1巻 【初回限定版】 [DVD] 

『撲殺天使ドクロちゃん』  (2005年 8話)
『撲殺天使ドクロちゃん2』(2007年 4話)

原作

おかゆまさき

監督

水島努

脚本

水島努

キャラクターデザイン

古賀誠

音楽

あきづきかおる

アニメーション制作

ハルフィルムメーカー

 

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gifおそろしさすら感じる不条理ギャグアニメ

オープニングの強烈な電波ソングで見る者を圧倒する「撲殺天使ドクロちゃん」。その内容も期待を裏切ることなくぶっ飛んでしまっている

“エロい” ”グロい” ”不条理” が主な成分なのだ。


主人公を抹殺するために過去に送り込まれたドクロちゃん。
主人公にエロい誘惑をかけては言いがかりをつける。そして撲殺バットでミンチにしては、何故かすぐに生き返らせる。それだけの内容…

“笑いながらバットで殴りつける“ この描写がなんとも生々しくグロい。 きっと笑えない人も多いことだろうと思う。

しかし、慣れというのはなんともおそろしいもので、
何話か見るとハイテンションな掛け合いも相まって、癖になってしまうから不思議ある種中毒かと思うほどだ。

ともかく、何気に豪華な声優で彩られてはいるが、完全に人を選ぶ作品。視聴には注意してもらいたい。

ちなみに監督は「クレヨンしんちゃん」の演出や劇場版監督を手掛ける水島努。クレヨンしんちゃんは「子供に見せたくないアニメ」に必ずランクインする定番。本作も当然のことながら子供に見せたくない、いや見せられない。何かの皮肉だろうか?と勘ぐってしまう今日この頃である。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B-

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…ドラえもんの設定をパクっている。ストーリーはないに等しい。びんかんサラリーマンは好き。
※キャラクター…ドクロちゃんが強烈。※音楽…OP曲は良くも悪くもなんかすごい。 
※演出…アップテンポのセリフの掛け合い→撲殺→復活の流れがスピーディー。それにあわせた演出が良い。
※その他…人に進められる代物ではない。

 

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フロッグマンのセンスが光る『秘密結社鷹の爪』のレビュー(感想) 

『 た~か~の~つ~め~ 』

 ザ・フロッグマンショー:秘密結社鷹の爪 第1巻 [DVD]

『 秘密結社 鷹の爪 』
      
(2006 11話+番外編4)

原案

FROGMAN

監督

FROGMAN

脚本

FROGMAN

キャラクターデザイン

FROGMAN

音楽

anzo

FLASH制作

FROGMAN

 

感想

yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 独特のギャグが癖になるFlashアニメ

心優しい総統、毒舌がすぎる吉田君、なぜかクマの姿をしているレオナルド博士など個性的なメンバーを揃える悪の秘密結社「鷹の爪団」。貪欲で非常識なヒーロー“デラックスファイター”と戦いながらも、世界征服を目指して奮闘するギャグアニメが「秘密結社鷹の爪」だ。

TOHOシネマズで本編が上映される前に劇場内での注意喚起をしてくれることで知った方も多いと思われる本作だが、
特徴はなんといってもFROGMANが監督から脚本、声優に至るまでほぼひとりで、しかもFlash(※)で作り上げている点だろう。

アプリケーションソフトである”Flash”は、個人でも割と簡単にアニメが作れる一方で、キャラクターに複雑な動きを強いることが難しい。当然のことながら「秘密結社鷹の爪」もキャラクターの動きはほとんどなく、背景も雑そのものである
しかしながら、FROGMANの独特のギャグセンス、着眼点のよい社会風刺はくせになるもの。加えて紙芝居のように次々と切り替わるシーンやテンポの良いやり取りは、動きのない画面でも飽きをこさせない。Flashアニメの特長をうまく活かし、欠点を逆に作品の味わいに変えているのだ

ともかくネット上に貼りついているFlashアニメと同様、全く肩肘張らず見られるお手軽感も魅力な本作。
制作者自らがyoutubeに一部を投稿しているので気軽に一度見てみてはと思う。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B-

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…社会風刺あり。ホロリとさせられるシーンもある
※演出…動かない絵を上手くいかした演出(スピーディーなシーン切り替え、早口など)
※その他…人は選ぶがお手軽感は高い

 

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この安心感は一体何だ?『我が家のお稲荷さま。』のレビュー(感想) 

お前ら、俺を守り神にする気はないか  

 我が家のお稲荷さま。 限定版 【天狐盛りパック】 第壱巻 [DVD]

『 我が家のお稲荷さま。』
             (200824)

原作

柴村仁

監督

岩崎良明

脚本

吉田玲子

キャラクターデザイン

新田靖成

音楽

高梨康治

アニメーション制作

ZEXCS

 

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 定番設定落ち着きを見せるアニメ

「我が家のお稲荷様」は第10回電撃小説大賞・金賞を受賞したラノベを、「ゼロの使い魔」「スカイガールズ」などを手掛けた岩崎良明監督によりアニメ化されたコメディアニメである。

“獣耳” “神様” “物の怪とどうもありきたり感が否めない本作であるが、見続ければその良さがわかる。落ち着きと安心感があるのだ。

内容は妙な因縁から高上家を護るために転がり込んできた、男にも女にもなれるお稲荷様「クー」と高上兄弟の日常と時に現れる物の怪との騒動を描いたものだが、日常をメインにおいたエピソードはなんともほのぼの、妖怪バトルもなんとなく結果がみえるのでなんとなくほのぼの、恋愛絡みの話もなんともほのぼのと「ほのぼの尽くし」
キャラクターも、緊張感のあまりない「クー」まじめな「高上兄弟」をはじめ、ドジっ子「コウ」や、妄想してから回りするヒロイン「美咲」をアクセントに、なんとも平和なキャラクター構成なのである。


と、特に手に汗握るバトルや爆笑できるコメディがあるわけではないが、「らんま1/2」や「ドラえもん」のように安心して観ることができる本作。あえて時間をかけて絶対見てくださいというものでもないが、キャラが可愛らしく描かれているのでデザインが気に入った方や、グロイ・エロい・ドタバタすぎるアニメにうんざりされている方にはおすすめできるものになっている。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

※ストーリー…まぁ普通。感動的な話もある。他の作品のパロディがないのがうれしい
※キャラクター…どのキャラクターも可愛い。個人的には美咲はいい味でてると思う。
※その他…萌え要素はあるが、万人におすすめはできる

 

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納得性の高い独自解釈『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ オリジン)』のレビュー(感想) 

 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (18)  ララァ編・後 (角川コミックス・エース 80-21)

『 機動戦士ガンダム THE ORIGIN

原案

矢立肇・富野由悠季

画・作

安彦良和

掲載誌

月刊ガンダムエース(角川書店)

単行本巻数(発刊年)

8 (2001年~)

その他の作品

「虹色のトロツキー」
「ヴイナス戦記」

 

 

あらすじ・概要


人類は増え続ける人口のために地球のみならず、宇宙にスペースコロニーを築き居住していた。そんななか地球に最も遠いコロニー「サイド3」はジオン公国と名乗り、独立を求め地球に宣戦布告をする。絶大な人気を誇る「機動戦士ガンダム」を当時キャラクターデザイン・作画監督を手がけていた安彦良和氏が再構築する意欲作。

感想

 yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 納得性の非常に高い新解釈のガンダム


今やガンダムはその人気からひとつの産業、ひとつのジャンルと化し、本作品の原作である「起動戦士ガンダム」以外にも無数の外伝的エピソードや原作とはほとんど無関係のガンダムも存在する。そんななかであえて原点に戻って新たに再構築していこうとする本作はそれだけで評価に値するものだろう。

さてさて肝心のストーリーだが、
基本的に内容は原作に則っている。だがすべてが同じというわけではない。作者独自の解釈で原作において矛盾が生じた箇所を修正、加筆するのみならず「シャアの生い立ち」「ルウム戦役」など原作ではあまり描かれることのなかった部分が描かれているのだ。

しかも、原作に携わった作者だからこその着眼点。加えて「虹色のトロツキー」をはじめ数々の歴史漫画を独自解釈を絡めて描いてきたその力量を発揮し、原作のイメージを壊すことなく、納得性の高い新しいガンダムを紡ぎ出している。もはや賞賛ものである。

とはいえ、ファーストガンダム好きには原作を補完する意味でも、新たなガンダムが読める意味でも満足のいくものであるが、全くファーストガンダムをみたことのない方にはさらりと読むのはやや厳しい(決して楽しめないわけではないが)。読まれる際には映画3部作だけでも良いので一度視聴してから読むことをおすすめしたい。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B+ 

熱中度

演出

その他

ストーリー…原作をうまく補完している。新たな視点を与えてくれる
画…くせがないわけではない
演出…さすがに構図がうまい
その他…ガンダムを知っていないとちょっとのめりこめない部分がある

 

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メイド万歳!『エマ』のレビュー(感想) 

『 何があっても僕はあなたを守りますから 』

 エマ (5) (ビームコミックス)

『 エマ 』

原作・画

森薫

掲載誌

コミックビーム
    (エンターブレイン)

単行本巻数(発刊年)

7 (2002年~2006)

その他の作品

エマ番外編(全3巻)

 

 

 

 

あらすじ・概要


階級社会が色濃く残る19世紀終わりのロンドン。「エマ」は老婦人ケリーに使用人として働いていた。そんなある日、ケリーの元教え子で上流階級の商家の長男である「ウィリアム」は「エマ」に出会い恋に落ちる。「ウィリアム」の必死のアプローチからやがて「エマ」も「ウィリアム」を気になり始めるが…
上流階級と無産階級の恋を描いたラブストーリー。2005年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。また、エマのストーリー自体は7巻で終了しているが、エマの周辺キャラを描いた番外編が3巻と13歳のメイドを主人公にした「シャーリー」も発刊されている。

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif メイド万歳!

キャラクターにメイド服を着せればなんとかなる…
こういった短絡的な理由でメイドキャラが氾濫し、メイドの価値そのものが低下しているように思える昨今。そんななか圧倒的な存在感を持つメイドの姿を書き上げたのが本作「エマ」だ。
なんといってもコミック巻末に書かれているように作者のメイドへのこだわりが半端じゃない

メイド服やメイドが持つハンカチなどの小物類、メイドの仕草・仕事風景は当然のこと、19世紀終わりビクトリア朝のイギリスの町並み、建物やその雰囲気、貴族の生活などメイドを取り巻く世界が細部にわたって書き込まれている。お遊びのなんちゃってメイドではなくこだわり抜いた本格メイドの物語を楽しむことができるのだ。

また、その外見に目がいきがちではあるが「上級階級と無産階級の恋」いわゆる「叶わぬ恋」を描いた実に王道のラブストーリーなのも興味深い。叶わぬ恋…故に離れようとするが、それが逆に深い愛情へと突き進んでいく…抑えられない気持ちが爆発したシーンはある種の読み手の快楽を得られることは間違いない。特に5巻や7巻などの2人が抱き合う場面は情熱的な名シーンである。

ともあれ、メイド好きのみならず、純愛もの好きという方にもおすすめできる作品。作者の”メイドへの愛”が感じながら、メイドの魅力にどっぷりつかってみてはいかがかと思う。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

熱中度

演出

その他

 

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少女漫画+萌え=手堅い青春群像?『ひとひら』のレビュー(感想) 

『 自分に自信を持ちなさい。あなたには私がついている 』

 ひとひら 第5巻 [DVD]

『 ひとひら 』 (2007 12)

原作

桐原いづみ

監督

西森章

シリーズ構成

笹野恵

キャラクターデザイン

須藤昌朋・山中純子

音楽

コーニッシュ

アニメーション制作

XEBEC M2

原作(マンガ)4巻まで既読

あらすじ


熊鷹芸術学院新入生"麻井麦"は緊張すると声が出なくなるほどの極度のあがり症。そんな彼女がどうしたわけか演劇研究会にスカウトされてしまった。クールで自信家の"一ノ瀬野乃"、行動力旺盛な"西田理咲"など個性的な先輩に励まされ、この世で一番向いてないはずの「舞台に立つ」という人生最大の試練に向けて恐怖の日々が始まる。

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif 少女漫画+萌え=手堅い青春群像?

「ひとひら」は“Girlish comics for Boys and Girls“をキャッチコピーに掲げる「コミックハイ!」で連載中の漫画をアニメ化したもの。
原作同様アニメ版も、少女マンガ的要素に萌え要素を加えた作風が特徴的な作品だ。


さてさて本作のキーワードとしてあげられるのは
やはり「応援したくなる主人公」。これだろう。


主人公「麻井麦」いつもオドオド、極度のあがり症。
そんな彼女が無理矢理に入部させられた演劇部。仲間に支えられながら、ときに叱咤されながらも演劇に魅入られ、少しずつ前向きになっていく姿は思わず「頑張れ!」とエールを送りたくなる。


また、極めてシンプルかつ王道のストーリーでありながらも、恋愛要素に偏らずに若者特有のもどかしい気持ちや刹那的な気持ち、成長、仲間・先輩との出会いと別れなどしっかりとした青春群像劇を描いている点も評価すべきところだろう。

何より地味すぎて知名度がほとんどないのが難点ともいえるが、閉ざされた空間でしか話が展開していかないなど演劇を舞台にした設定を活かした演出も講じられる本作。
何かに打ち込む人の姿というのは現実世界であっても2次元世界であっても清々しく感じられるものだと実感させられる作品である。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

4

その他

3

※ストーリー…典型的な成長物語。後半の野乃をめぐるストーリーは良い。
※キャラクター…主人公「麦」と先輩「野乃」が非常に印象に残る。
※映像…淡い色遣いが印象的。
※演出…演劇を意識した演出。ラストの演出はお見事!
※その他…手堅い作品。熱中度は薄いが、万人におすすめできる。

 

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忘れていた何かを思い出させてくれる癒し系アニメ『スケッチブック』のレビュー(感想) 

 

『 “いつもと違う“を楽しめるのは、
          それはすぐそこに”いつも“が待っていてくれるからで…  

 スケッチブック~full color's~ 第1巻 [DVD]

『 スケッチブック ~full color’s~』

 

(200713)

原作

小箱とたん

監督

平池芳正

シリーズ構成

岡田磨里

キャラクターデザイン

杉本功

音楽

村松健

アニメーション制作

ハルフィルムメーカー

原作(マンガ)5巻まで既読

感想

yuyuyuyuyuyuyuyuy.gifα波が出まくる…大切な何かを取り戻せるアニメ

爽やかなOP曲で幕をあける「スケッチブックfull color’s~」はコミックブレイドで連載中の同名4コマ漫画をストーリー形式化したアニメだ。

今やありがちな“のんびり”系の本作だが、
これ程α波を出させるフィーリングアニメはそうお目にかかれない。 
それもそのはず、制作会社・スタッフはARIAの制作陣が中心。ARIA視聴者ならば本作を見れば思わずうなずけてしまうだろう。


さて話は脱線してしまったが、
ふっと気を緩めると夢の国直行のスケッチブック。
内容は正直言うと起伏のないストーリー。
見始めはなかなかもって退屈
なものだ。

しかし、寡黙でちょっとズレた主人公「梶原空」が大したことのない日常の出来事を彼女なりの小さな幸せに変えてしまう。そんな様を垣間見ていく内に、何とも幸せな気分に浸れる。
そして、そんな「空」の波長とシンクロしたとき、どっぷりとこの世界観に浸かってしまっていることだろう。“ああ、季節の移り変わりにいつの間にか鈍感になってしまって自分がいるな”って。


また、今回は割愛するが山本寛の脚本回や写真と絵の対比を描いた回も面白く見どころ。作中の音楽がアコースティック調で非常に心地良い。

と、いずれにせよ波長が合わなければ単に退屈な作品になってしまう危険性はある。が、一度はまってしまえば“季節を味わうために休日の昼に散歩をしてみたくなる”そんな作品なのである。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

 

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ツンデレの代表作品のひとつ『ゼロの使い魔』 

『 この馬鹿犬  

 ゼロの使い魔 サウンドトラック

『 ゼロの使い魔 』

 

(2006 13)

原作

ヤマグチノボル

監督

岩崎良明

シリーズ構成

吉岡たかを

キャラクターデザイン

藤井昌宏

音楽

光宗信吉

アニメーション制作

J.C.STAFF

原作(ライトノベル)7巻まで既読

感想

yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif ツンデレのツンデレによるツンデレのための作品

魔法使いが暮らす世界。魔法使いでありながら魔法を一度も成功したことのない「ルイズ」は使い魔召喚の儀式で、現代の日本から「才人」を呼び出してしまう…

「ゼロの使い魔」は“異世界に迷い込んだ平凡な高校生”と“いじっぱりでやきもちやきの魔法使いが織りなすファンタジー。
言ってしまえば、ハリーポッターのような世界観に萌え要素を詰め込んだという印象の強い作品。当然魔法や剣やモンスターやらそんなものも登場するが、
本作の本質・見どころは「ツンデレ」

ツンデレ女王と称される釘宮理恵演じる「ルイズ」のツンデレっぷりをいかに愛でるか?
これが本作の正しい見方であり、ツンデレ愛好家にも初心者にも安心してツンデレを堪能することができる作りになっている点はさすが「ツンデレ」の代表作の貫禄十分といったところだろうか。

一方で「ストーリーはどうなの?」と尋ねられたら…

こちらも決して悪くない
原作6巻までを伏線の回収を含めて上手くまとめており、話のテンポも良く、見ていて飽きない。さらには「ネギま!」「極上生徒会」を手掛けた岩崎監督らしくキャラクターの描き分けもなかなかに巧い。


シリアス展開になる終盤はややトーンダウンはしたのは残念ではあるが、コメディを中心とする序盤中盤は申し分のない面白さ
。ツンデレを前面に押しつつも、土台では手堅さが感じ取れるところこそ「ゼロの使い魔」のもうひとつ魅力といえるだろう。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

ストーリー…コメディ回は面白い。終盤がややトーンダウン。設定の説明不足が目立つ
演出…釘宮・日野コンビはやっぱり安定感がある
キャラクター…ツンデレ補正がかかっている 音楽…ED曲がなんかすごい

 

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ディアネイラが魅力のスペースオペラ『ヒロイック・エイジ』のレビュー(感想) 

 

『 真っ暗だったのに光が見えた… 光は君だった  

 ヒロイック・エイジ I [DVD]

『 ヒロイック・エイジ 』

 

(200726)

原作・ストーリー原案

XEBEC・冲方丁

監督

鈴木利正

シリーズ構成

冲方丁

キャラクターデザイン

平井久司

音楽

佐藤直紀

アニメーション制作

XEBEC

 

あらすじ・概要


宇宙を統べる「黄金の種族」の呼びかけに応じ宇宙への進出を果たした「銀・青銅・英雄・鉄」の4種族。「黄金の種族」が別宇宙へ旅立った後、最も遅れて宇宙に進出した「鉄の種族(人類)」は宇宙の統治者となりつつある「銀の種族」に滅ぼされようとしていた。そんななかは「黄金の種族」からの予言をもとに、人類の危機を救うという伝説の救世主を探し出すため旅を続ける「ディアネイラ」は「英雄の種族」をその身に宿す1人の少年に出会う。

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif壮大な世界観と王女ディアネイラが魅力


「蒼穹のファフナー」とほぼ制作陣を同じくして作られた「ヒロイック・エイジ」は、タイトルからもわかるように人類の危機を救う英雄の活躍を描いたSFアニメである。

SF
のなかでもスペースオペラに位置づけられる本作。
見どころは何といってもその壮大な世界観

人類と先に宇宙に進出していた他の種族との宇宙を舞台にした戦闘が繰り広げられる。ブラックホールを繰り出したり、時空を操ったり、はたまた惑星をも破壊してしまうような攻撃を仕掛けたりともう規模がでかい。
その他設定も謎めいた部分が多く、ぱっと見だけでは凡そ理解できそうにない。それ故に何だかすごいぞという印象を与えてくれる。
とにかく現実離れしたドでかい世界が味わえるのだ。


また、キャラクターに着目すると、「鉄の種族(人類)」の期待を一心に背負う王女「ディアネイラ」があまりにも魅力的。その献身的で慈愛に満ちた姿は思わずキュンとさせられてしまうこと請け合いだ。

と、スケールの割にはややこじんまりとまとめすぎた(ただ、結末は非常に秀逸)のは残念な点とはいえるが、昨今のアニメの傾向からはやや逸脱した作風は魅力と呼ぶに十分だろう。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

ストーリー…世界観が壮大ながらもややこじんまりしすぎた。結末の納得度は高い。
その他…設定が理解しにくいので万人受けしにくい。

 

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『ながされて藍蘭島』のレビュー(感想) まさにハーレム設定アニメ 

 ながされて藍蘭島 其之伍 (初回限定版) [DVD]

『 ながされて藍蘭島 』

 

(200726)

原作

藤代健

監督

岡本英樹

シリーズ構成

池田眞美子

キャラクターデザイン

細田直人

音楽

水谷広実

アニメーション制作

Feel

 

感想

  yuyuyuyuyuyuyuyuy.gif と言うか藍蘭島に住みたい

父親とケンカし、勢いで家出した少年「行人」は乗った客船からうっかり転落しまった。嵐に巻き込まれ、大波に飲まれた末にたどり着いた「藍蘭島」は、脱出できない上、なんと女性ばかりの島だった

女ばかりの島で唯一の男を巡って繰り広げられるドタバタコメディ「ながされて藍蘭島」。まさにこれぞハーレム!と言わんばかりの設定だ。

そんな訳で、色んなタイプの女の子が出てくる出てくる
家庭的な上に天然系のメインヒロインを筆頭に、不思議系の巫女さん、に悪ふざけ少女、姉御肌の健康優良少女にマッドサイエンティストのメガネっ娘。忍者にチャイナドレスにメイドなどなど
彦麻呂風に言えば「キャラクターのファミレスやー」と言わんばかりの品揃え。

また、内容はサービスカット、お色気満載なのかと思いきや…
意外にも抑えられ、お気楽なコメディ中心
行人を巡る女たちの攻防をドタバタとテンポの良い笑いに変換。
全体を通してあまり不快感を感じられないのも好印象だ。

と、かわいい動物キャラも見どころの本作。
平和でお気楽なドタバタコメディを見たい方、はたまた「とらドラ!」みのりんがブレイク中の堀江由衣の演技に魅了されたい方にはおすすめしたい今日この頃である。

 

評価とたまに理由

 

 

ストーリー

キャラクター

総合評価

B

映像

音楽

演出

その他

ストーリー…悪役なしの平和世界。 演出…ドタバタした声優の演技も見どころ

キャラクター…ちょっとキャラクター多すぎ(これが売りだが…)

 

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